公立保育士の採用試験に3回挑戦|面接で聞かれた質問と合格体験談

公立保育士の採用試験 保育士の仕事・働き方

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💬「公立保育士になるには、どんな試験を受けるの?」

💬「面接では、どのようなことを聞かれる?」

公立保育士を目指していても、採用試験や面接の様子は想像しにくいですよね。

実は私、公立保育士の採用試験を3回受けています。

筆記試験は3回とも通りましたが、最初の2回は面接で不合格。臨時保育士として働きながら受けた3回目で、ようやく正規職員として合格しました。

3回目にもなると、面接官の中にはすでに何度か顔を合わせている方もいます。初めてのときより少し肩の力が抜け、実際の保育で経験したことを自分の言葉で話せました。

この記事では、当時の試験内容や実際に聞かれた質問、3回目の面接で変わったことを紹介します。

※私が受験した当時の体験談です。受験資格や試験内容、募集時期は自治体・年度・採用区分によって異なります。必ず希望する自治体の最新の募集要項をご確認ください。

公立保育士になるには?まずは自治体の募集を確認

公立保育士として正規採用を目指す場合は、働きたい自治体の職員採用試験や選考を受けます。

ただし、試験内容は全国共通ではありません。

教養・専門試験のほか、基礎能力検査、適性検査、小論文、面接など、自治体によってさまざまです。

募集を見つけたら、次の点を確認してみてください。

  • 必要な資格や年齢などの受験条件
  • 申込期間と試験日
  • 筆記試験や適性検査の内容
  • 面接の回数

昨年と同じとは限らないため、受験する年度の募集要項を見るのが確実です。

私の自治体では、中途採用の場合は筆記試験はなく、面接と小論文だけだった年もあります。

公立保育士の採用試験を、3回受けた流れ

私が採用試験を受けた流れは、次のとおりです。

受験当時の立場時期結果
1回目学生夏ごろ(1次募集)筆記試験通過、面接で不合格
2回目学生冬ごろ(追加2次募集)筆記試験通過、面接で不合格
3回目臨時保育士として勤務中翌年の夏ごろ最終合格

私が住んでいた地域では公立保育園が身近だったのと、私自身公立保育園で育ったため、学生のころは自然と「保育士になるなら公立」と考えていました。

将来は県外へ出る可能性も考えていたため、受験するか迷っていましたが、家族から「だめ元でも受けてみたら」と背中を押されました。しかし、結果は2回続けて面接で不合格でした。

2回目の不合格後、同じ自治体の臨時保育士へ応募しました。

当時、その自治体ではすでに保育士が不足していたのか、面接では「応募してくれて助かる!」と言われたのを覚えています。

正規職員の採用とは異なり、臨時保育士へ応募したときは、勤務を希望する地域を第3希望まで出せました。

翌年度、臨時保育士として副担任を経験し、約4か月たったころ、3回目の採用試験を受けました。

私が受けた公立保育士の筆記試験と面接

当時の筆記試験では、公務員試験の一般教養と、保育に関する専門知識が出題されました。記憶では選択式だったと思います。

筆記試験に合格した後、1ヶ月ほど後に市長を含む5人ほどの面接官による個人面接です。

3回目ともなると、「またお会いしましたね」というような気持ちで、最初の受験時よりリラックスして臨めました笑

自然体で望めたのも、結果として良かったのかもしれません。

公立保育士の面接で実際に聞かれた2つの質問

面接では、保育に対する考え方を具体的に尋ねられました。覚えているのが、次の2問です。

「制作活動は、どのように進めますか?」

私は、自分が実際に行っていた保育や、主担任の先生の関わりをもとに、次のように答えました。

最初に、全体へ基本の作り方を分かりやすく伝えます。その後、一人ひとりの様子を見て回り、困っている子には、そばでもう一度やり方を伝えたり、必要に応じて手を添えたりします。

全員の作品を同じ形にそろえるのではなく、子ども自身の発想を取り入れながら、「自分でできた」と達成感を味わえるように関わります。

全体へ作り方を伝えるときは、どの子からも見えやすいように、見本をなるべく大きくしていました。

たとえば折り紙の制作なら、折り紙を4枚つなげた「巨大折り紙」を用意します。折り線をマジックでなぞり、どこをどのように折ったのか、子どもたちが見て分かるように伝えていました。

制作活動には、折り紙の折り方やハサミ、絵の具などの使い方を知るというねらいもあります。また、季節に応じた制作に取り組み、完成した作品を飾ることで、季節や行事に親しめるようにしていました。

基本の方法は伝えますが、保育士が代わりに完成させるのではなく、必要なところだけを支え、その子なりの作品を作れるように関わっていました。

上記のことを追加質問に合わせて答えた記憶がありますが、大体こんな感じ、という内容です。

「絵が得意とのことですが、保育で何ができますか?」

当時働いていた地域には、昔からの伝承話がいくつもありました。そこで私は、次のように答えました。

地域の方から伝承話を聞き、それをもとに紙芝居を作りたいです。子どもたちが楽しみながら地域の話に触れ、自分の住む地域を好きになるきっかけに繋げたいと考えています。

採用後、実際に紙芝居作りへ取り組みました。

ただ、保育の仕事をしながら私一人で絵まで仕上げる時間はありません。私が話の流れを考え、絵が得意なサブの先生に作画をお願いし、完成した紙芝居を子どもたちに読み聞かせました。

自分一人で何でも抱えるのではなく、得意な人と役割を分けて形にすることも、保育の仕事には必要だったと感じています。

3回目の面接で、私の答え方が変わった

採用担当者から合格理由を聞いたわけではないため、ここからは私自身の振り返りです。

現場の場面を思い浮かべて答えられた💭

学生時代は、授業や実習で学んだことをもとに答えていました。

臨時保育士として働き始めてからは、子どもの姿や担任とのやり取り、一日の流れを思い浮かべて、自然と話せるようになりました。

きれいな理想を話すだけでなく、「実際に働いて、どう考え、どう動いたか」を自分の言葉で伝えられたことは、以前との大きな違いです。

連携する難しさを知った

副担任として働くなかで学んだのは、周囲と連携する難しさです。よかれと思って動いても、主担任が考えている予定と違えば、かえって仕事を増やしてしまうことがあります。

今、何が必要なのか。次にどの活動が始まるのか。子どもだけでなく、一緒に働く職員の動きも見ながら、先を見通す大切さを学びました。

3回目の面接では、こうした現場での学びを、自分の言葉で伝えられたと思います。

3回目だからこそ、少し肩の力を抜けた

3回目にもなると、「また同じ方たちの前で話すのか」という気持ちもあり、初めてのときより肩の力を抜いて受けられました。

うまく見せようとするより、実際に経験したことをそのまま話そうと思えたのも、以前との違いだったのかもしれません。

公立保育士の面接対策|準備しておきたい3つのこと

① 自治体や地域の特徴を調べる🔍

自治体の保育方針や子育て支援、地域の特徴を調べ、「なぜそこで働きたいのか」を考えます。

私は、得意な絵と地域の伝承話を結びつけました。自分の得意なことを、地域の子どもたちのためにどう生かすかまで考えると、答えが具体的になります💡

② 自分の経験から話せる場面を探す☝️

「子どもに寄り添いたい」「一人ひとりを大切にしたい」だけでは、実際の関わり方まで伝わりません。

制作、食事、遊び、友達とのトラブルなど、具体的な場面を想定し、自分なら何を見て、何を考え、どう声をかけるか考えておくとよいでしょう。

現場経験がなくても、保育実習や学校での演習など、実際に経験した場面を振り返れます。

「どのような場面だったか」「自分は何を考えて動いたか」「何を学び、次にどう生かすか」の順番で整理すると、伝えやすくなります。

③ 周りとどう連携するかを考える

保育は一人ではできません。

自分がやりたい保育だけでなく、担任同士で情報を共有すること、分からないことを確認すること、それぞれの得意を生かすことも大切です。

まとめ|自分の経験を、自分の言葉で伝えよう

私は学生時代に2回面接で不合格となり、臨時保育士として約4か月働いたあとに受けた3回目で合格しました。

合格理由は分かりません。ただ、自分の中で大きく変わったのは、現場での経験をもとに話せるようになったことです。

公立保育士の面接では、立派な言葉を並べること以上に、自分が子どもや周囲をどう見て、どのように行動したいのかを、具体的に伝えることが即戦力だと捉えられるため、大切だと思います。

まずは希望する自治体の最新の募集要項を確認し、実習やこれまでの経験から、面接で話せる場面を3つほど書き出してみてください。

その前に仕事内容や働き方を知ってから受験を考えたい方は、前回の記事「公立保育士の仕事とは?12年働いた元保育士が仕事内容と1日の流れを紹介」も参考にしてください。

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保育士の仕事や、子どもへの具体的な関わり方は、こちらの記事でも紹介しています。

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