公立保育士の仕事とは?12年働いた元保育士が仕事内容と1日の流れを紹介

公立保育士の仕事とは? 保育士の仕事・働き方

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💬「公立保育士は、公務員だから安定していそう」

💬「子どもと遊ぶ以外に、どんな仕事をしているの?」

公立保育士に興味があっても、働く姿はなかなか想像しにくいですよね。

私は公立保育園で、臨時職員として1年、正規職員として11年働きました。クラスの主担任はもちろん、フリー保育士や副担任も経験しています。

実際には、子どもと関わる時間の裏側に、計画や記録、保護者対応、会議、安全管理などの仕事があります。

この記事では、公立保育士の主な仕事内容と、私が育児時間を取得しながら1歳児の主担任をしていたころの一日を紹介します。

公立保育士とは?🧸

公立保育士は、市区町村が設置した公立保育園で働く保育士です💡

正規職員として採用されると地方公務員になりますが、公立園には臨時職員などもいます。私も最初の1年は臨時職員として働き、その後、正規職員になりました。

同じ自治体の公立保育園なら、どの園も同じような保育をしているのでは?

と思うかもしれません。

私が働いていた自治体では、毎年、担任するクラスや一緒に組む先生、園内で受け持つ役割が変わります。さらに、私自身もおよそ3〜4年に一度、別の園へ異動していました。

同じ自治体の中でも、地域の特色や園長の考え方によって、保育の進め方や大切にすることは少しずつ違います。

周りに合わせるだけでも、自分の考えを押し通すだけでも、うまくいきません。

さまざまな考えを受け止めながら、自分なりの軸を持ち、子どもにとって何がよいかを考え続ける。

それが、私が12年間働いて感じた公立保育士の仕事です。

公立と私立で、基本の仕事内容は大きく変わらない

公立保育園でも私立保育園でも、子どもの生活や成長を支えるという基本的な役割は同じです。

遊びや食事、排泄、着替えを手伝うほか、活動の計画、保育記録、連絡帳、保護者対応、行事の準備などを行います。

では、何が「公立ならでは」なのでしょうか。

私が12年間働いて感じたのは、仕事内容そのものよりも、働き方や組織の仕組みに違いが出やすいということです。

公立保育士には、次のような特徴がありました。

  • 正規職員は地方公務員として採用される
  • 自治体内の人事異動により、勤務園が変わることがある
  • 担当クラスや一緒に働く職員、園内での役割は年度ごとに変わる
  • 園だけでなく、自治体全体で行われる研修にも参加する
  • 自治体や園長の方針が保育に反映される

同じ自治体の公立園でも、地域や園長によって雰囲気は異なります。

そのような環境の中で、公立保育士はどのような一日を過ごしているのか。

ここからは、私が1歳児の主担任だったときの実例を紹介します。

【実例】1歳児担任・時短勤務だった私の一日🌷

ここからは、私が1歳児クラスの主担任をしていたときの一日を紹介します。

当時は育児短時間勤務を利用し、8時30分から16時まで働いていました。

なお、以下の時間はあくまでクラス全体のおおまかな流れです。時間どおりに全員を動かすのではなく、子どもの体調や遊びの様子に合わせて予定を変えていました。

排泄も、決まった時間に全員で行くわけではありません。活動の切り替わりに声をかけつつ、一人ひとりの様子やタイミングに合わせて対応します。

8:10〜10:00|出勤、朝礼、午前のおやつ☀️

正式な勤務開始は8時30分でしたが、私は8時10〜15分ごろには園についていました。

勤務していた自治体ではICT化が進んでおり、連絡帳や日誌などは、ほぼタブレットで完結します。

出勤後は、まず連絡帳を確認。体調や保護者の就労状況の変更などの大切な連絡があれば、園長・副園長・看護師へ共有します。

8時30分からの朝礼を終えたら、保育室で子どもたちを見てくれている職員に朝礼報告をして情報共有。それから子どもと一緒に遊び始めます。天気がよい日はなるべく外へ出て、雨の日は遊戯室や保育室など。

9時20分ごろから順番に排泄やおむつ交換を行い、9時40分ごろに朝のおやつを食べます。

10:00〜12:15|主活動、給食、午睡

10時ごろからは、その日の中心となる活動を始めます。

散歩や園庭遊び、運動遊び、制作など、内容はさまざま。事前に立てた保育計画をもとに、その日の子どもたちの様子を見ながら進めます。

活動後は、必要な子から着替えや排泄へ。11時40分ごろから給食を食べ、終わった子から午睡に入ります。

年度の前半は、そばについて食事を手伝う必要があるため、私は子どもたちが眠ってから給食を食べていました。

そのころには、おつゆがすっかり冷たくなっているんですよね(笑)。

年度の後半になると、自分で食べられる子が増えてきます。「おいしいね」「一緒に野菜を食べよう」と声をかけながら、子どもたちと一緒に楽しく食べる日もありました。

12:45〜14:30|記録、会議📄

午睡中は、連絡帳や画像付きの活動記録を作ります。

会議がある日は、13時30分までに終わらせることが目標。給食は10〜15分ほどで食べ、コーヒーを持って会議へ参加していました。

子どもが眠っている時間も、保育士にとっては書類や打ち合わせを進める貴重な時間です。(もちろん子どもたちの寝ている姿を定期的に確認し、健やかに寝ているかSIDSチェックもしています。)

14:30〜16:00|おやつ、遊び、降園対応👋

14時30分ごろから寝ている子どもたちを起こし、排泄を済ませた子から午後のおやつを食べます。

その後は保育室や廊下で遊び、読み聞かせなどをしながら、お迎えを待ちます。

保護者が来たら、その日の様子や成長を感じた場面を短くお伝えして見送ります。

16時以降も過ごす子どもたちを延長保育の職員へ引き継ぎ、私は16時に退勤していました。

主担任と副担任はどう連携する?🤔

私が1歳児を担当したときは、年度によって子どもが1クラス5〜12人と幅広くいました。

主担任は一人で、子どもの人数に応じて副担任の先生が一人または二人つく体制です。

主担任はクラス全体の予定を立て、活動や職員の役割を考えます。

副担任は、個別の援助が必要な子についてもらったり、次の活動の準備や保育室の整備をお願いしたりしていました。主担任が急に休んだときは、代わりに活動内容を事前共有しておき、クラスを進めてもらうこともあります。

一方、職員が休んでも、必ず代わりの保育士が入れるとは限りません。フリー保育士へお願いできない日は、子どもの人数や職員配置を確認したうえで、二つのクラスが合同で過ごすこともありました。

その日の人数や職員体制を見て、安全に過ごせる場所と活動を考える。

保育士には、予定を立てる力だけでなく、周囲と連携し、先を見通して動く力も必要です。

子どもの午睡中も仕事は続く✍️

「子どもが昼寝をしたら、保育士も休めるのでは?」と思うかもしれません。

しかし、午睡中は連絡帳や記録、会議を進められるとっても貴重な時間です。

時短勤務だった私は、書類をためないため、会議がない日も事務室でコーヒーを飲みながら事務仕事をしていました。会議のある日は、しっかりとした休憩を取れないことも珍しくありませんでした。

時間のかかる個別記録は、子どもの人数が比較的少ない土曜勤務の日に、職員同士で交代しながら進めていました。

これは、あくまで私が勤務した園での実情です。

当たり前ですが、休憩時間の運用や記録の量、時間外勤務の扱いは、自治体や園によって異なります。

まとめ|公立保育士には連携🤝と、先を見通す力が必要🔍

公立保育士の仕事は、子どもと関わることだけではありません。

保育を計画し、環境を整え、職員同士で情報を共有する。子どもの姿を記録して保護者へ伝え、安全点検や会議、研修、行事の準備も行います。

公立保育士に興味があるなら、安定や福利厚生だけでなく、実際の一日と仕事の範囲にも目を向けてみてください。

説明会や園見学では、次の点を確認すると働く姿を想像しやすくなります。

  • 主担任と副担任の役割分担
  • 記録を作成する時間
  • 休憩の取り方
  • 職員が休んだときの応援体制
  • 早番・遅番の時間と回数
  • 研修へ参加できる機会

仕事内容を具体的に知ることが、「自分もここで働きたいか」を考える第一歩になります。

公立保育士の働き方は、自治体や園によって異なります。気になる自治体がある方は、採用情報だけでなく、説明会や園見学を通して、実際の雰囲気も確かめてみてください。

この記事が、公立保育士を目指す方や、これからの働き方に迷っている方にとって、自分に合う職場を考えるヒントになればうれしいです!

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